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memo

最近(最近でもないか)チンケフレンチ界隈で一皿一皿にポエム(笑)なタイトルつけるのあるんだけど、オオノはポエム一切聞かない派。
個人的なストーリーを付けて料理に思い入れ感出してんのか物騒なポエムつけてギャップ萌狙ったりしてんのかしらんけど、あれは料理界の厨二病だと思っとる、かっこいいつもりなんだろうが後から死ぬほど恥ずかしいだけだから黙っといた方がいいぞ若造よ。

 

写真でいう2皿目と3皿目が素晴らしかった。

2皿目はパースニップと羊乳にトリュフが随伴している。
モノトーンだ。テクスチャは冬の湖畔で打ち上がっている朽木の表面、湿っているけど表面だけ寂しく乾いてるあの重い木の乾燥した表面だ。何だこれ、こんなこともできるんだ、なんだこれ、とても詩的だ。
後でメニュー見て納得、なるほど[冬の大地]だ。シェフが料理に込めた光景は伝わったぞ。

3皿目は絶品。
蕪と烏賊とみかんが、口の中でキラッキラする。順番にキラッキラする、短くとても鮮やかに線香花火の閃光のようにキラッキラッとするのだ。感覚が叩き起こされる。
なるほど納得、タイトルは[光]だ。感じるぞ。

こういうことだぞ、チンケフレンチの若造どもよ。厨二ポエムつけてんじゃねーぞ。